完成してないLovestory
授業中。
私は斜め前の
神山 真司(kamiyama sinji)
から声をかけられた。
「宮川、これお前の?」
神山は、成績優秀で頭のいい男子。
塾も同じでよく話すんだ。
見ると、神山の手にあったのは私の消しゴム。
「あ、私の。
ありがとう!」
そう言って私は消しゴムを受け取った。
すると神山は笑って、
「そっか、よかったな」
と言ってくれた。
「うん、ありがとうね」
私もそう言って笑ったのだった。