完成してないLovestory


クラス表の前へ向かうと、そこは人ごみがすごかった。

「いよいよだね、玲菜!」

私はとなりの玲菜に声をかける。

「そうね・・・ねぇ、同時に一組から確認しない?」

玲菜がいたずらっぽく言う。

「オッケー!じゃあせーの、の合図で!」

「わかったわ、」

「「せーのッ」」


がばっ


一組を確認する。



宮川・・・宮川・・・

山吹・・・山吹・・・


それこそ私たちは血眼で名前を捜した。


「ないっ」

「ないわっ」








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