完成してないLovestory
がらッ。
私は生徒会室に戻ってきた。
涙目の私を見て、城島は驚いている。
「・・・やっぱりまだ終わってないじゃん」
私がそう言うと、城島は無愛想に答えた。
「・・・るせーな!
サボってたやつに言われたかねぇよ!!」
そう言って資料に目を向ける。
私も、周りの資料を集め始めた。
すると
城島がいきなり声をかけてくる。
「神山の奴・・・
何の用事だったんだよ」
そんなに怒ってるんだ、サボったこと。
私はため息をつきながら答えた。