完成してないLovestory
・・・あ。
ここか!
城島がどこをミスしてるのかわかった私は城島にノートを返した。
「ここ、まーた約分忘れ!
もう、こないだと変わんないじゃん!!」
すると城島は、ちょっと驚いて言った。
「お前・・・
俺のこと、そんなに覚えてたのかよ?」
あッ・・・やばい!!
たまたま覚えてただけなんだけど・・・
きもい、って思われたかな・・・
私はその言葉をフォローするように言った。
「は、はぁッ?
なわけないじゃん、適当だよ適当!!」
すると城島はちょっと下を向いて、
「へー・・・」
と言ってきた。
あッ、またこいつ態度悪いな・・・