完成してないLovestory

3人掃除




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



放課後。



玲菜が声をかけてきた。



「ちょッ、亜紀・・・

あんたおもしろいほどツイてないね!!」



私は机をバンバンと叩きながら答えた。


「うるさーい!!

そう思うなら手伝ってよ~?」




すると玲菜は手をひらひらさせながらちょっと笑った。


「あははッ、ごめん!

今日はホントに部活あるから無理なんだ」








私は小声でつぶやく。


「今日は、って!

いつもはデートじゃーん・・・」





玲菜が私を軽くこづいた。



「聞こえてるわよッ!」



私はすぐに謝罪する。


「あははは・・・


はーい、ごめんなさーい!」









しばらくすると玲菜は教室の時計を見て立ち上がって



「うんうん! ・・・あ!!

そろそろ部活行くかぁ~  亜紀、ばいばい!」


と言ってきた。







< 89 / 172 >

この作品をシェア

pagetop