完成してないLovestory
「うん、また明日ぁ~」
私もそう言い返した。
・・・はぁ。じゃあ私も掃除しないとねー!
ちなみに城島は今、ゴミ捨てに行っているところだ。
私がゆっくりと、
ロッカーからほうきとちりとりを取り出した時だった。
がらッ。 教室のドアが開いた。
城島かッ、
遅すぎだよ!!
「あッ、城島・・・!!」
振り向くと、そこには神山がいた。
うわ!やっちゃった・・・
どうしよう・・・
私はそんな気持ちをがんばってこらえて神山に声をかけた。
「あ、か、神山!
どうしたの?」