完成してないLovestory
城島は笑った。
「はいはい、そーですねー!」
なんだか私もおかしくなってきて、笑う。
「馬鹿にしてるでしょ!!」
城島を軽くこづいてやった。
「おーい、俺のこと忘れてないかー?」
神山が掃除をしながら割り込む。
私は恥ずかしくて顔を赤くして答える。
「あー!!
ホントごめんッ! 全部城島のせいだから!」
城島ももう一度ほうきを手に取り、言う。
「は!?
お前のせいだろ!」
こうして私たちは掃除を再開した。