踏み台の女神
「フミダイさんにいろいろ話したら、すっきりしたよ。


心配掛けてごめんね。

私、明日からまた頑張るよ」


ねこさんや安永さんや、神様の事を心配していた多くの人たちが安堵の表情を浮かべ

神様が元気を取り戻した事を喜び合った。



潮風は冷たく澄み渡り

きらきらとした港の上で、月が硬く輝いていた。
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