踏み台の女神
別に私でなくても
誰かが言いそうな台詞である。


果たして本当に、そんなアドバイスで良かったのか。


もしかして私の発言は、たまたま相手の心の琴線に触れたに過ぎないのではないか。


更に言うなら、私の助言が無くても結果は同じだったのではないか。


あらゆる点に疑問が残った。


提示した助言が適切だったかどうかなんて事は、結果を見てみないとわからないのだから。




それでも励まされた方は

「お陰で頑張れた」とか「元気が出た」と言ってくれて

そしていつの間にか、私を追い越してずっと先へ進んでいく。
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