踏み台の女神
卑屈な発言だっただろうか。


嫌われてしまったかもしれない。


私は、今言った事をひどく後悔した。


嫌われたかと思うと怖くて、それ以上は何も出来なかった。




やがて安永さんが

「ねぇ、フミダイさん」

と言って、私の方へ向き直った。
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