踏み台の女神
「フミダイさんの本名は何て言うんですか?」


「え?」


「踏み台じゃ、あんまりですから」


「あぁ。本名は……」


そこまで言いかけたとき

後ろから

「なぁんだ。

2人ともここにいたの」

という声がして、ほろ酔いのねこさんが現れた。
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