踏み台の女神
私の膝の上ですやすやと眠るねこさんが、蜂蜜色のあたたかい毛玉のようだと思った。


キャンバス地のリュックを背負った毛玉。


ねこさんにそんな事を言ったら、きっと怒るだろうけれど。



ねこさんの首の辺りに触れてみた。


ほわほわと柔らかい毛並みである。
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