踏み台の女神
「はい。

今夜こっちに泊まって、明日の朝、帰ります」


「明日」


胸の辺りが、ずしんと重くなったように感じた。


そしてさみしくなった。



もっと今のうちに親しくなっておきたかったのに

ショックで何も言えなくなってしまった。



そんなに早く帰ってしまうとは……。
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