踏み台の女神
「元気無いみたいだからさ、様子見に来たの」


「そう。……ありがとう」


透き通った声で、神様は答えた。


「どうしちゃったの?」



ねこさんが尋ねると、神様はますます悲しそうに長いため息をついた。
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