踏み台の女神
女の子は毎日来てくれた。
友達や兄弟を連れて来る事は無く、いつも1人で遊びに来た。
家の前で摘んだ草花や、その日のおやつを土産に携えて来る日もあった。
「神様、これ今日のおやつなの。
一緒に食べよう」
「へぇ。これなぁに?」
「茹でたどんぐりだよ」
「美味しいの?」
「あたしはあんまり好きじゃないんだけどね」
「……」
友達や兄弟を連れて来る事は無く、いつも1人で遊びに来た。
家の前で摘んだ草花や、その日のおやつを土産に携えて来る日もあった。
「神様、これ今日のおやつなの。
一緒に食べよう」
「へぇ。これなぁに?」
「茹でたどんぐりだよ」
「美味しいの?」
「あたしはあんまり好きじゃないんだけどね」
「……」