踏み台の女神
まだ「少女」と呼ぶべき年齢だというのに

気が付けば、女の子は顔つきも声も、ずっと大人らしくなっていた。



きれいだな、と神様は思った。


毎日会っていたはずなのに、なぜ今まで彼女の成長ぶりに気が付かなかったのか、不思議であった。


「お嫁に?

そうか、おめでとう」
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