踏み台の女神
「あの子は時々話し掛けてきたね。心の中で。

嬉しいときも、そうでないときも。

だから私たちは、全然さみしくなかった。



今も昔も、大きな家にお嫁に行くといろいろ大変だけど、私に話し掛けた後は元気を出してくれて

とても前向きな子だったよ」


離れていても心が通じ合っていて、相手の事を思うと元気になれる。


電話もメールも無かった時代における、というか現代と比較しても

それは最強の友情と呼べるのではないだろうか。
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