踏み台の女神
神様も、懐かしそうにどんぐりの木を見上げた。
「本当は、私もあんまり好きじゃなかったの。
どんぐりって、味にちょっと癖があってね。
いつも2人で『美味しくないね』って言いながら食べてたの。
でもそれはそれで楽しかったな」
「多分、1人で食べてたらもっと美味しくなかったでしょうね。
その女の子も、神様と一緒だから楽しく食べられたんですよ」
神様の話を聞いて、安永さんが言った。
「本当は、私もあんまり好きじゃなかったの。
どんぐりって、味にちょっと癖があってね。
いつも2人で『美味しくないね』って言いながら食べてたの。
でもそれはそれで楽しかったな」
「多分、1人で食べてたらもっと美味しくなかったでしょうね。
その女の子も、神様と一緒だから楽しく食べられたんですよ」
神様の話を聞いて、安永さんが言った。