大好きな君へ。
彩
「おはよう。」
いつもこの一言で一日が始まる。
西野彩の朝の日課。
大好きな君とともに。
「・・・はよ。」
大好きな彼、橋田航はいつものように照れたように目を逸らし言った。
「はい、これ。」
中学になって、航とクラスが離れてしまったため、私たちはこうして毎日手紙交換をして
いる。
「ああ、はい。」
航はわざと忘れていたかのように振舞い、手紙を受け取って、自分が書いた手紙を私に渡
す。
「ありがとう、じゃあ行こッ!」
航の手をひき、歩き出す。
「ちょっ、おい、さすがにそれは・・・。」
航は慌てて手を離し、顔を真っ赤にさせた。
「ふふ、可愛いー♪」私はにこにこ笑い、からかってやる。
そう、航はどちらかというと、シャイなタイプで、大人しめ。
さらには結構恋愛に対して鈍い、鈍すぎるから、実はキスもこの前が初キス。
でもそんな彼が、愛おしくてしょうがない。
好きで、好きで、ずっと一緒にいたい。
そう思ってた。
でも現実は甘くないんだね、必ず邪悪な邪魔が入るんだね。
いつもこの一言で一日が始まる。
西野彩の朝の日課。
大好きな君とともに。
「・・・はよ。」
大好きな彼、橋田航はいつものように照れたように目を逸らし言った。
「はい、これ。」
中学になって、航とクラスが離れてしまったため、私たちはこうして毎日手紙交換をして
いる。
「ああ、はい。」
航はわざと忘れていたかのように振舞い、手紙を受け取って、自分が書いた手紙を私に渡
す。
「ありがとう、じゃあ行こッ!」
航の手をひき、歩き出す。
「ちょっ、おい、さすがにそれは・・・。」
航は慌てて手を離し、顔を真っ赤にさせた。
「ふふ、可愛いー♪」私はにこにこ笑い、からかってやる。
そう、航はどちらかというと、シャイなタイプで、大人しめ。
さらには結構恋愛に対して鈍い、鈍すぎるから、実はキスもこの前が初キス。
でもそんな彼が、愛おしくてしょうがない。
好きで、好きで、ずっと一緒にいたい。
そう思ってた。
でも現実は甘くないんだね、必ず邪悪な邪魔が入るんだね。