「PC捜査官」
「…天下りってアレ?汚いヤツが汚いコネを使って汚い会社に汚く再就職するアレ?」
「合ってる、大体合ってるけど。合ってるけどもうちょっと言い方あったよな!?」
やだもうこの子のカミソリトーク
安全装置が壊れてるんだろうなきっと
「でも天下りってそんな珍しいものじゃなくない?なんで今更…」
「あー‥その件については後で説明してやるよ。とりあえず今は事件について聞こうぜ。」
「僕に命令すんな」
へーへー、と適当に流して淳子さんに向き直る。
「てか、その事件に俺らが回されたのって木山さんがらみだから?」
「それ以外なんだってんのよ。私らが使われる理由」
「こっち側としても木山の奴とはなるべく距離取りてぇんじゃねぇの」
まぁ、しょうがないか
「………?」
隣で伯が凄い睨んできた。
あの、ね、その‥後で説明してやるから。
お前の眼力怖いんだよ。
「とりあえず木山さんの孫ん家行くわよー」
淳子さんが言い、ようやく俺らは腰を上げた。
俺は最初から立ちっぱなしだったけどな?