「PC捜査官」
なんとか終わった嫌味に耐えた俺は大分慣れたものだ。
「…で、健太君の安全が、今のところ保証されてるってのはわかったけどさ」
この後はどうする?
と伯に聞いた。
刑事が刑事でもない奴に聞くなとか言わないでくれよ。俺だって手詰まりなんだから!
また嫌味の嵐か?と思い身構えていたが違った。
「コレだよ。」
伯がポケットから出したのはレシートだった。
「あの廃工場に落ちていたレシートだよ。日付けは今日のもの、そして店舗名が書かれている。だから…」
「そのコンビニ行ってみるってことか…!」
なるほど!コンビニならば監視カメラがある。
犯人が写ってる可能性だってあるのか!
「ほら、サッサと行くよ。」
と、伯は先にスタスタと行ってしまった。
待てよ!
どうせ車を運転するのは俺なんだぞ!?
文句なんか言えないけどな!!
情けなくもあったが拍の行動力は凄いと素直に感心できる。