友達≧彼女!?
『邪魔すんなよ。昨日から何なんだよ。』


『昨日!?何?ねぇ何があったの!?』


「やめてよっ!直樹も真理も…加藤君に失礼でしょ!みんなに誤解されちゃうじゃん!!」



辺りを見渡すと…ほらみんな…こそこそ話してる。




『…誤解されたくないなら、さっさと付いて来いよ。』



相変わらず勝手な言い分。私はもう直樹の彼女じゃないんだよ。わかってるの?



付いてなんか行きたくなかったけれど、ここにいてもみんなの注目の的だし、加藤君をこれ以上巻き込めない。


「わかったから、離して。」



手を離してもらい、真理と加藤君に一言告げた。


「真理、後で話すからこれ以上騒ぎ立てないでね。…加藤君もごめんね。痴話喧嘩に巻き込んで。」




そして私は直樹と一緒に教室を出た。


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