嫌恋
「ハ、ッ・・・ゆ、夢か」

「いってきまーす」
私は恋が嫌い

だって男の子って乱暴だし
意地悪だし・・・

前に付き合った人もそうだった

それに恋をしたって自分が辛い思いをするだけでしょ・・・


少女マンガみたいな展開なんてこの現実にありえるわけない

「なっちゃん」

「あ、賢くん」

彼は私の幼馴染星村健二君私の2こ上

「ボーとして熱あるんじゃない?」

「だ、大丈夫だよ」

やっぱ優しいな賢くんは・・・

賢くんってば優しいしカッコイイしとってもおしゃれだし

私の自慢の幼馴染なんだよなー

「じゃあいこ賢くん」

「あ、ちょっと待て」

「ほへ」

「リボン曲がってる」

「え、うそ!!」

「ほんと」

あ、やば
恥ずかしい

いくら幼馴染の前だからって
身だしなみはちゃんとしないとね

「はは
かわいいね、なっちゃんは」

「か、かわいくなんかないもん
賢くんの意地悪」

「ごめんごめん
じゃあ行こっか
ほらいそがないと学校遅刻するし」

「うん」

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