年上の彼と年下の元カレ


「はーはー
遊ばれたって言ってた相手がこの彼女?」


「お兄さんよく知ってる!」


敦は醒めた目であたしを見た。


「失礼します」


あたしは、その場から逃げた。


こうなるなら、始めから言っておけばよかった。


後悔ばかり!!!



お客さんは車を購入してくれたみたいで
敦と隆弘はお店の外で深々と頭を下げている。


遅いかもしれないけど、話ししよう


そう思って、敦も元へ駆け寄った。


「敦・・・あのね・・・」


でも・・・敦は


「仕事の話?」


「いや・・・」


「仕事中だから他の話は聞きたくない」





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