年上の彼と年下の元カレ


10時お茶を入れる時間になった。


午前中は営業がないのか敦はパソコンとにらめっこ。


みんなに配ったあと、最後に敦のところへ持って行った。


「お茶です」


「ありがとう」


ぎこちない会話…。


「あの…
話があるんだけど~」


敦の背中越しに声をかけた。


敦は振り向きもせず、そのままの体制で


「何?」


と、返した。


「黙っててゴメンね…
でも…あたしは
あの…」


何がいいたいのか わかんなくなった。


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