年上の彼と年下の元カレ


「敦 お前言ってなかったのか?いとこ同士だって」


「別に言う機会なかったし、どうでもいい話しだけど、今度あんな真似したら由美子さんにチクるからな。」


「冗談だよ。
さー 帰ろう!坂井は直帰したから、鍵はお前が責任もって閉めて帰れよ。」


「おう!
荷物整理済んだら、すぐ出るわ。」


いとこなのか… ふーん…。


あたしは黙って、二人の会話を聞いていた。


所長が帰って行き 敦は荷物を整理し始めた。



< 17 / 154 >

この作品をシェア

pagetop