年上の彼と年下の元カレ


店員さんは、あたしがプレゼントを貰うんだと、勘違いしたらしく


「優しい彼ですね、幸せ者ですよ~。」


と、言ったのだ。


別にそこは、訂正もせず ニコッと笑って返した。


お店から出ると、敦は


「サンキュー助かったよ。」


って・・・


「いえ・・・値段とか見ずに『これ』って 言ってしまって、こちらこそすみません。」


「いいよ、気にしなくて!それよりさー まだ時間大丈夫?」


「全然大丈夫ですよ。」


「お礼に、ご飯を奢るよ。」


「お礼と言われても何もしてませんから。」


「いいからいいから」






< 5 / 154 >

この作品をシェア

pagetop