年上の彼と年下の元カレ
詳しく聞く間なく みんなが揃い始めた。
「おっはよう」
隆弘が元気よく出勤
「おはよう!朝から元気いいね」
「朝からテンション上げておかないと 持たないよ一日が!
それはそうと、亜美さんの彼氏歌うまいね」
(亜美さん?なんか 隆弘にそう呼ばれると、背筋がムズムズしちゃう感じ)
「歌ったの?」
「二次会でね 良いなぁ~あの声とあの顔!誰でも惚れちゃうよ
男のおれでもキュンとなるから」
その時は『誰でも』と言われたのには、別に気にしていなかった。
確かに、歌がうまいんだ
あたしも聞いたことある。
「あっ!来た」
ちょこちょこっと、敦に駆け寄る隆弘
二人とも笑いながら話してる。