年上の彼と年下の元カレ


あたしがこんなブルーな気持ちでいるのを、わかってない敦は


「おお よろしくな」


と、理沙さんに、すごいスマイルを返した。


今日の仕事が終わる頃、所長があたしが仕事中 いつもの元気がないから


「どうした?」


と、聞くのだ。


「赤ちゃんに負けちゃったかな?」


「赤ちゃん?」


首を傾げる。


その日は自分の誕生日で…と、説明すると


「悪かったな…
大島さんに頼めば良かったかな~」


「もう遅いですよ
仕事だから仕方ないです」


「敦に埋め合わせさせるからな」


申し訳なさそうに言った。





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