妄想彼女にご注意ください!
「どうかなさいましたか。 お・・・グフッ」
「この目がきらきらしたや つが王子様か?
答えなさい!」
気づいたら彼女の口を
押さえていた。
「く・・・るし・・・・」
「あ・・・ごめん。」
よく見れば彼女は結構可愛い。
大きくくるくるした目、
白くて透き通った肌。
柔らかそうな唇。
さらさらしたストレートの
多少栗色の髪。
もてるだろうに。
しかも、あの超有名の
お嬢様進学校 聖蘭高校の
制服だ。
しかし、まさかその生徒が
公園で漫画読みながら妄想に
更けてるとは……
先生たちもお気の毒に…。