命の花~神様、もう少しだけ~
「一人で・・・」


「え?」


「ずっと、苦しい思いをしてたのか?」


「・・・」


先生は、黙って、私たちを見守っていた。


「…先生。」


「なんですか?」


「この子が出てくるまで、

真菜の体は持つんですか?」


「癌の進行が、思ったより

早いのでなんとも・・・

赤ちゃんは、どうしますか?」


要が私を見つめた。
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