命の花~神様、もう少しだけ~
「産みたいのか?」


「・・・うん」


「先生…この子と、真菜を、

守ってください」

私の肩を握りしめた要。

・・・

その大きな手が、震えていた。


「外科の先生とも、連携して、

最前はつくします。

ぎりぎりまで、お腹に赤ちゃんを

置いておいて、いざとなったら、

すぐに、赤ちゃんを取り出して、

治療を始めます」


「…お願いします」

要が深々と頭を下げた。

・・・
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