命の花~神様、もう少しだけ~
そして次の日。

天気は快晴。遊園地日和。


愛梨をベビーカーに乗せて、

要がそれを押す。


私は、相変わらず恋人気分が抜けなくて、

要の腕に、自分の腕をからめた。


要は私を見て微笑んだ。

「5年後も、15年後も、その先もずっと、

真菜はそのままでいてくれよな?」



「どうしたの、急に?」


「子供に見せつけるくらい、

ラブラブでいたいってこと」


私は要を見て、微笑んだ。


「そんなの当たり前じゃん。

私には、要しかいないんだから・・」

それは2年前の出来事。
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