命の花~神様、もう少しだけ~
「真菜」

「あれ…今日は、愛梨は?」

「ちょっと熱出してさ」

「そうなんだ。私はイイから、

早く、帰ってあげて?」


私の言葉に、苦笑いをした。


「どうしたの、要?」

「愛梨が、朝から『ジュー。ジュー』

って、言って、駄々こねるんだけど、

オレには何のことだかさっぱり」


要の言葉にピンときた私は、

クスッと笑った。


「何笑ってるんだよ?」

「それ、ジュースの事だよ?」

「え、そうなの?」

要の言葉に、頷いた。
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