秘密 ~わたしとあなたの~
「無理に話さなくてもいい…」
先生が抱きしめてくれてた。恋愛感情なんてなかった。
けど、なんか落ち着いたんだ。
「先生…見つかったらクビ確定ですね」
あせらず、そんな言葉が出てきた。
「クビ確定でも、蓮が落ち着くんだったらいい」
あぁ…この先生って、優しかったんだ。モテる理由がわかった気がする。
でもさすがに、これは…。
落ち着いてきて、自分が何をされているのかわかってきて、恥ずかしくなってきた。
「先生?ありがとうございます…!」