秘密 ~わたしとあなたの~
そうか!!
だから、あたしが先生のとこ行くって言ったら不機嫌になったんだ!
あたしのことそんなにも好きでいてくれたんだ…。
「ちょっと、類ちゃんとこ行くわ」
ランチタイムはもうすぐで終わるけど、類ちゃんこのまま授業に出ないような気がするから…。
「類ちゃんっ…どこにいるの?」
ちょうど3階のトイレの前を通ったとき、泣き声が聞こえた。
「類…ちゃん?いるんだよね」
ちょっと間返事は返ってこなかった。
「授業、出ようよ?」
「ほっといてよ!!蓮ちゃん、あの彼氏のところ行けばいいじゃない!!!!」
あの彼氏って…先生のことだろう。