フェイス
破壊者は微笑む
 結局、昨日はまりちゃんの家に泊めてもらった。

 何となく帰りたくなかった。

 春平もそうするって言ってたし。

 まりちゃんは大喜び。

 理由は聞かないでくれた。

 いつものように時永の武勇伝を聞こうともしなかった。


 一緒にテレビを見たり、漫画を読んだりした。

 漫画は春平もよく貸してくれた。

 でも、まりちゃんの趣味はまた違った。

 少女漫画ではなかった。

 まりちゃんは知れば知るほど不思議。
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