雪男のぬくもり探し
「ッ?!///」
首筋に触れる
やつの鼻先
冷たい息がかかる度に
背筋がぞくぞくとする
「いや、匂いに覚えがある
お前が俺の杏乃だ」
「☆Ж@∑Åゞ?!」
再度、放心状態なった私の代わりに
梓が声にならぬ叫びをあげた
「お、俺の杏乃だ?!」
「あぁ」
「ふざけるな!
俺の杏乃だっ!!」
「俺のだ」
お互い俺のだ、と譲らない2人
落ち着くんだ、梓
そして私
「黙れ、くそガキ
氷漬けにしてやろうか」