雪男のぬくもり探し
(わぁ...)
教室に着くと
私はまたもや感動。
今までより
すべてのものが一回り大きい
教室も黒板も机も..
そんな教室内では
みんな緊張しているのか
自分の席で固まっている子たちばかりだ
「俺、杏乃の斜め後ろだー」
そんな緊張した空気の中で、
梓の緊張感のカケラもない
アホっぼい声が響く
「杏乃、楽しくなりそうだね
高校生LIFEっ」
いいから
ちょっと黙っておくれ
『あん、の...?』
空気の読めない梓を無視していると
後ろから梓とは違う
低音の声が私を呼んだ