クランベールの甘い日々 〜クランベールに行ってきます 番外編集〜
王子から恋人へ(3)
「お、おはよう」
新聞を折りたたみながら、ロイドは結衣をジロリと睨んだ。
「……ずるいぞ、おまえ。オレを追い出した隙に熟睡するなんて」
「ごめん。なんか時差ボケしちゃってて、やっと眠くなったとこだったの。
それに、あなた唐突だし……」
結衣の軽い調子にカチンと来たのか、ロイドはローテーブルの上に新聞を叩きつけると、声を荒げた。
「三ヶ月ぶりなんだぞ! やっと会えたんだ! すぐにでも、おまえを欲しいと思うのは当然じゃないか!」
あまりの剣幕に、結衣はビクリと身体を震わせて、身を硬くした。
同時に三ヶ月という時間の重みがのしかかる。
自分は、ほんの数分で会えたが、その間にロイドの時間は、三ヶ月経っていたのだ。
新聞を折りたたみながら、ロイドは結衣をジロリと睨んだ。
「……ずるいぞ、おまえ。オレを追い出した隙に熟睡するなんて」
「ごめん。なんか時差ボケしちゃってて、やっと眠くなったとこだったの。
それに、あなた唐突だし……」
結衣の軽い調子にカチンと来たのか、ロイドはローテーブルの上に新聞を叩きつけると、声を荒げた。
「三ヶ月ぶりなんだぞ! やっと会えたんだ! すぐにでも、おまえを欲しいと思うのは当然じゃないか!」
あまりの剣幕に、結衣はビクリと身体を震わせて、身を硬くした。
同時に三ヶ月という時間の重みがのしかかる。
自分は、ほんの数分で会えたが、その間にロイドの時間は、三ヶ月経っていたのだ。