クランベールの甘い日々 〜クランベールに行ってきます 番外編集〜
結衣はさっき読んだ絵本の内容が気になって、ロイドに尋ねた。
「ねぇ。この絵本の内容知ってる?」
「あぁ。クランベールでは有名な昔話だ」
「じゃあ、この竜って遺跡の事よね?」
「だろうな。遺跡が光るところが、昔の人には竜が天に昇ろうとしているように見えたんだろう」
「だったら、どうしてあなたは気付かなかったの?」
「何が?」
結衣の問いかけに、ロイドは不思議そうに問い返す。
「だって、竜は身体を八つに裂かれたのよ。遺跡の数と合わないじゃない。王宮以外の遺跡は七つでしょ? これは身体の事よね? 竜の頭が埋められたのは、大陸の小高い丘の上。つまり王宮のある場所なんじゃないの? 王宮にもう一つ遺跡がある事を、昔話が示してたのに」
「あぁ、そうか!」
「ねぇ。この絵本の内容知ってる?」
「あぁ。クランベールでは有名な昔話だ」
「じゃあ、この竜って遺跡の事よね?」
「だろうな。遺跡が光るところが、昔の人には竜が天に昇ろうとしているように見えたんだろう」
「だったら、どうしてあなたは気付かなかったの?」
「何が?」
結衣の問いかけに、ロイドは不思議そうに問い返す。
「だって、竜は身体を八つに裂かれたのよ。遺跡の数と合わないじゃない。王宮以外の遺跡は七つでしょ? これは身体の事よね? 竜の頭が埋められたのは、大陸の小高い丘の上。つまり王宮のある場所なんじゃないの? 王宮にもう一つ遺跡がある事を、昔話が示してたのに」
「あぁ、そうか!」