クランベールの甘い日々 〜クランベールに行ってきます 番外編集〜
(1)
夕日に染まる研究室で、ロイドは名残惜しそうに結衣を抱きしめていた。
「あぁ、もう。なんで、おまえといると時間の経つのが早いんだろうな」
ブツブツ言いながら、額や頬や鼻先に、何度もキスを繰り返す。
結衣は首をすくめて、少し笑った。
「五日後には、また来るから」
「また五日も会えないじゃないか」
ふてくされたように、そう言って、ロイドは結衣をきつく抱きしめた。
ロイドは毎週金曜日の夜に結衣を迎えに来て、土曜日の夕方に送って帰る。
結衣の休みに合わせているので、結衣がクランベールに来た時、必ずしもロイドが休みとは限らない。
「あぁ、もう。なんで、おまえといると時間の経つのが早いんだろうな」
ブツブツ言いながら、額や頬や鼻先に、何度もキスを繰り返す。
結衣は首をすくめて、少し笑った。
「五日後には、また来るから」
「また五日も会えないじゃないか」
ふてくされたように、そう言って、ロイドは結衣をきつく抱きしめた。
ロイドは毎週金曜日の夜に結衣を迎えに来て、土曜日の夕方に送って帰る。
結衣の休みに合わせているので、結衣がクランベールに来た時、必ずしもロイドが休みとは限らない。