クランベールの甘い日々 〜クランベールに行ってきます 番外編集〜
結婚退職となると色々面倒なので、会社には家の都合で実家に帰らなければならないという事にした。
そうしておけば、年賀状も連絡も実家に来るだろう。
下手に「結婚します」と言って、新居の住所や結婚式場を聞かれても困るのだ。
「じゃあ、五日後にまた迎えに行く。今度はオレも休みだ」
「うん」
ロイドが解放してくれたので、結衣は荷物を持って人捜しマシンの方へ向かった。
ガラスの筒の中に入ろうとした時、ふと思い出してロイドを振り返った。
「あ、そうだ。蒼太がクランベールに来たいって言ってるんだけど、次の時、連れて来ちゃダメ?」
「次の時?」
ロイドは不服そうに眉を寄せる。
せっかくロイドが休みなのに、蒼太がいてはまた二人きりになれないので、機嫌が悪くなるのは分かる。
そうしておけば、年賀状も連絡も実家に来るだろう。
下手に「結婚します」と言って、新居の住所や結婚式場を聞かれても困るのだ。
「じゃあ、五日後にまた迎えに行く。今度はオレも休みだ」
「うん」
ロイドが解放してくれたので、結衣は荷物を持って人捜しマシンの方へ向かった。
ガラスの筒の中に入ろうとした時、ふと思い出してロイドを振り返った。
「あ、そうだ。蒼太がクランベールに来たいって言ってるんだけど、次の時、連れて来ちゃダメ?」
「次の時?」
ロイドは不服そうに眉を寄せる。
せっかくロイドが休みなのに、蒼太がいてはまた二人きりになれないので、機嫌が悪くなるのは分かる。