クランベールの甘い日々 〜クランベールに行ってきます 番外編集〜
(3)
「それに、自分にないものへの憧れとか? 第一、大きい胸は男のロマンだし」
「だよな」
蒼太の力説に、横でロイドが、すかさず相槌を打った。
自分にないものへの憧れは結衣にもあるし、結衣にとってもロマンではある。
妙なところで意気投合する男たちに、結衣は大きくため息をついた。
夜も遅いので、国王と王子への挨拶は明日に回して、結衣とロイドは蒼太と共に二階へ上がった。
寝具を借りてロイドの部屋に泊まってもらうつもりでいたら、王子が客室を手配してくれたという。
結衣は客室に蒼太を案内し、鍵を渡した。
そしてイタズラっぽく笑う。
「その部屋、幽霊騒動があった部屋なの」
「え? マジ?」
うろたえる蒼太がおかしくて、もう一言付け加える。
「だよな」
蒼太の力説に、横でロイドが、すかさず相槌を打った。
自分にないものへの憧れは結衣にもあるし、結衣にとってもロマンではある。
妙なところで意気投合する男たちに、結衣は大きくため息をついた。
夜も遅いので、国王と王子への挨拶は明日に回して、結衣とロイドは蒼太と共に二階へ上がった。
寝具を借りてロイドの部屋に泊まってもらうつもりでいたら、王子が客室を手配してくれたという。
結衣は客室に蒼太を案内し、鍵を渡した。
そしてイタズラっぽく笑う。
「その部屋、幽霊騒動があった部屋なの」
「え? マジ?」
うろたえる蒼太がおかしくて、もう一言付け加える。