クランベールの甘い日々 〜クランベールに行ってきます 番外編集〜
(2)
夜、結衣が風呂から上がると、リビングの灯りは消え、ロイドの姿はなかった。
寝室の扉を開けて、中を覗くと、ベッドの上にロイドはいた。
布団の上にあぐらをかき、腕を組んで神妙な面持ちで座っている。
結衣の姿を認めたロイドは、手招いた。
「こっちへ来て座れ」
いつもと様子が違う事に首を傾げながら、結衣は言われるままに側に行き、ベッドの縁に腰掛けた。
するとロイドは、眉をひそめて、自分の前、布団の上を指差す。
「そこじゃない。上に座れ。新婚初夜の儀式があるんだろう?」
まだ何か、蒼太に吹き込まれていたらしい。
結衣は苦笑して、ロイドに問い返す。
「ごめん。どんな儀式?」
寝室の扉を開けて、中を覗くと、ベッドの上にロイドはいた。
布団の上にあぐらをかき、腕を組んで神妙な面持ちで座っている。
結衣の姿を認めたロイドは、手招いた。
「こっちへ来て座れ」
いつもと様子が違う事に首を傾げながら、結衣は言われるままに側に行き、ベッドの縁に腰掛けた。
するとロイドは、眉をひそめて、自分の前、布団の上を指差す。
「そこじゃない。上に座れ。新婚初夜の儀式があるんだろう?」
まだ何か、蒼太に吹き込まれていたらしい。
結衣は苦笑して、ロイドに問い返す。
「ごめん。どんな儀式?」