クランベールの甘い日々 〜クランベールに行ってきます 番外編集〜
「だから、話を下げないで! あなたがついて来てくれないと、私、困るじゃない。値札も読めないし、相場だって分からないのよ?」
結衣が苛々しながら訴えると、ロイドは笑って答えた。
「心配するな。パルメに助っ人を頼んだ。おまえと親しくしてただろう。彼女にはこれまでの事情も全て話してある。薄々感付いてはいたようだがな。一緒に行ってこい。買い物は女同士の方が楽しいだろう? どっちにしろオレだって、女物の相場はわからない」
確かにロイドの言う通りかもしれない。
一緒に買い物をする楽しみはなくなってしまったが、考えてみれば、この男に服を見立ててもらったら、とんでもないエロ装束になってしまう可能性がある。
毎日ケーキを作るため厨房に通っている内に、パルメとは冗談を言い合うほどに仲良くなっていた。
王子としてではなく、女同士で彼女と接する事が出来るのは、ちょっと楽しい気がする。
「わかった、そうする」
結衣は承諾して、ロイドと共に初めて一般用の食堂へ向かった。
結衣が苛々しながら訴えると、ロイドは笑って答えた。
「心配するな。パルメに助っ人を頼んだ。おまえと親しくしてただろう。彼女にはこれまでの事情も全て話してある。薄々感付いてはいたようだがな。一緒に行ってこい。買い物は女同士の方が楽しいだろう? どっちにしろオレだって、女物の相場はわからない」
確かにロイドの言う通りかもしれない。
一緒に買い物をする楽しみはなくなってしまったが、考えてみれば、この男に服を見立ててもらったら、とんでもないエロ装束になってしまう可能性がある。
毎日ケーキを作るため厨房に通っている内に、パルメとは冗談を言い合うほどに仲良くなっていた。
王子としてではなく、女同士で彼女と接する事が出来るのは、ちょっと楽しい気がする。
「わかった、そうする」
結衣は承諾して、ロイドと共に初めて一般用の食堂へ向かった。