クランベールの甘い日々 〜クランベールに行ってきます 番外編集〜
「必要なものを一式揃えるように言われてます。まずは何を買いますか?」
歩きながらパルメが、いつもの人懐こい笑顔で尋ねた。
自分はもう王子ではないので、敬語じゃなくてもいいと言ったのだが、彼女が言うには、ロイドは国王と王子の大切な友人で、その妻となる結衣も同様に大切な方だから、礼を欠くわけにはいかないらしい。
ロイドと特別なつながりを持つという事は、それほど大きな事なのだと理解した。
王宮を出る前に、結衣はロイドから、クランベール国民の証となるIDカードを貰った。
このカードがプリペイド式の電子マネーにもなるらしく、これで買い物をするように言われた。
カードは国王が特別に許可して、発行してくれたらしい。
カードの表面にはID番号と名前が書いてあるそうだが、結衣には読めない。
パルメに読んでもらったら、国王の配慮なのか、おちゃめなのか、名前が「ユイ=ヒューパック」になっていた。
結衣はとにかく服を着替えたかった。
歩きながらパルメが、いつもの人懐こい笑顔で尋ねた。
自分はもう王子ではないので、敬語じゃなくてもいいと言ったのだが、彼女が言うには、ロイドは国王と王子の大切な友人で、その妻となる結衣も同様に大切な方だから、礼を欠くわけにはいかないらしい。
ロイドと特別なつながりを持つという事は、それほど大きな事なのだと理解した。
王宮を出る前に、結衣はロイドから、クランベール国民の証となるIDカードを貰った。
このカードがプリペイド式の電子マネーにもなるらしく、これで買い物をするように言われた。
カードは国王が特別に許可して、発行してくれたらしい。
カードの表面にはID番号と名前が書いてあるそうだが、結衣には読めない。
パルメに読んでもらったら、国王の配慮なのか、おちゃめなのか、名前が「ユイ=ヒューパック」になっていた。
結衣はとにかく服を着替えたかった。