クランベールの甘い日々 〜クランベールに行ってきます 番外編集〜
 男を誘う色っぽい笑みを湛えた表情も、しなやかで柔らかそうな肢体も。

 パラパラとページをめくると、中央に袋とじを挟んで、後半は細かい文字ばかりのページが続いている。
 ロイドが言っていた技術情報のページのようだ。

 最終ページの手前には、厚紙に挟まれたカードが入っていた。
 おまけの付録のようなものだろう。

 ハサミがどこにあるのか分からないので、袋とじを開けるのは後回しにして、前半の写真ページを見る事にした。

 改めて頭からページをめくり、一瞬ドキリとする。
 そこには、一糸纏わぬ女性の写真が載っていた。

 全身写真とその横に顔の表情のアップ写真が三枚、手足や胸、尻のアップ写真があり、周りには細かい説明書きがあった。
 全身写真には、アンダーヘアもばっちり写っている。

 モザイクなしのこんな写真が載った雑誌を、クランベールでは普通に売っているのに驚いた。

 それともロボットだから大丈夫なのだろうか。
 だが、とてもロボットとは思えないほど、人間にそっくりなのだ。
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