クランベールの甘い日々 〜クランベールに行ってきます 番外編集〜
結衣はしばらく躊躇した後、意を決してゆっくりと顔を近づけた。
近付くにつれて、どんどん鼓動が早くなる。
唇が触れ合った途端、恥ずかしさが極限に達して、結衣は素早く身を引いた。
逃れようとする結衣の腕を、ロイドが掴んだ。目を開いて、結衣を睨む。
「こら。なんだ、今の子供騙しなキスは」
「だって、自分からなんて、した事ないし……」
「やり直しだ。いつもオレがやってる通りにやればいいんだ」
「……え……」
いつものロイドのキス。
何度交わしても、身体の芯から、とろけそうになるような、あの甘いキス。
あれを自分にやれと?
思い出しただけで、結衣は身体中が熱くなってくるのを感じた。
「ダメ! あんなの、絶対無理!」
近付くにつれて、どんどん鼓動が早くなる。
唇が触れ合った途端、恥ずかしさが極限に達して、結衣は素早く身を引いた。
逃れようとする結衣の腕を、ロイドが掴んだ。目を開いて、結衣を睨む。
「こら。なんだ、今の子供騙しなキスは」
「だって、自分からなんて、した事ないし……」
「やり直しだ。いつもオレがやってる通りにやればいいんだ」
「……え……」
いつものロイドのキス。
何度交わしても、身体の芯から、とろけそうになるような、あの甘いキス。
あれを自分にやれと?
思い出しただけで、結衣は身体中が熱くなってくるのを感じた。
「ダメ! あんなの、絶対無理!」