ビター・スイート・ラヴ
「自分でもどうしたいのか、よく分からないわ。こんな状態でこの先、夫と
うまくやっていけるか自信がないの。私たちに子供がいるわけじゃないし。
夫に女性がいることは薄々気づいてたわ。でも単なる浮気だったら見て見ぬ
ふりをしょうと思ってた‥。だけどあなたと出会ってから夫への愛情がすっ
かり変ってしまった。だからって、あなたとの関係を誰にも相談することも
できない‥、今のままでは中途半端で真紀さんに申し訳ないわ‥。自分の中
で早く結論を出そうとすればするほど頭の中が混乱しちゃって、そんな自分
にまた嫌気がさして‥いつもその繰り返し」
由香はつらそうに心の内を吐露した。
「ごめんね。つらい思いをさせちゃって」
真紀は嗚咽をもらす由香を強く抱きしめて何度も謝った。
重苦しい沈黙を払拭するように、何か美味しいものでも食べに行こう、と
真紀が提案した。
由香は首を横に振った。
うまくやっていけるか自信がないの。私たちに子供がいるわけじゃないし。
夫に女性がいることは薄々気づいてたわ。でも単なる浮気だったら見て見ぬ
ふりをしょうと思ってた‥。だけどあなたと出会ってから夫への愛情がすっ
かり変ってしまった。だからって、あなたとの関係を誰にも相談することも
できない‥、今のままでは中途半端で真紀さんに申し訳ないわ‥。自分の中
で早く結論を出そうとすればするほど頭の中が混乱しちゃって、そんな自分
にまた嫌気がさして‥いつもその繰り返し」
由香はつらそうに心の内を吐露した。
「ごめんね。つらい思いをさせちゃって」
真紀は嗚咽をもらす由香を強く抱きしめて何度も謝った。
重苦しい沈黙を払拭するように、何か美味しいものでも食べに行こう、と
真紀が提案した。
由香は首を横に振った。